怪文書ライターのヒミナと申します。
今回はドラフトも近いということで、個人的に推しているドラフト候補を紹介していきます。
高校生から社会人、有名所から下位指名クラスまで10人をリストアップしました。有識者にはさすがに知識量で負けるので、こいつの推しええやん!ぐらいの感覚で見て頂ければ幸いです。
【高校生】
① 加藤 翼(帝京大可児)
★追記 ㊗️中日ドラゴンズ5位指名
投手 右投右打
予想順位:5位
1人目は加藤翼投手。合同練習会で評価を上げた右腕の1人。
その持ち味はなんと言ってもストレート。高めのストレートは威力十分で、プロにも負けず劣らずのノビがあります。最速は153kmと155km超のドラフト候補が乱立する今年のドラフトでは控えめに見えますが、まだ線も細く伸び代は十分。じっくり育成すれば、いずれ藤川球児になれるような素材です。
② 秋広 優人(二松学舎大付属)
★追記 ㊗️読売5位指名
内野手 右投左打
予想順位:6位~育成指名
2人目は秋広優人選手。200cm、100kgの恵まれた体格から、投手としても力感の少ないフォームで最速144kmの威力あるストレートを投げ込みますが、彼の魅力は長打力。高校通算20発を超えるホームランを放つパワーはスカウトが絶賛するレベル。長い腕も苦にせずスイングできており、将来有望です。
筆者は野手として考えていますが、投手か二刀流で育てても面白いかもしれません。
③ 関本 勇輔(履正社)
捕手 右投右打
予想順位:4位
3人目は関本選手。元阪神・関本賢太郎氏を親に持つ強肩強打のキャッチャーです。
父はいぶし銀のイメージが強いですが、かつては長打力で知られた存在。そんな父親の持ち味を関本は受け継いでいます。春の段階で高校通算15本塁打を放つ長打力に加え、夏はタイムリーや二塁打でチームに貢献しました。
また、キャッチャーとしても優秀です。2塁への送球は最速1.82秒と、プロ顔負けの強肩を備えており、主将としてチームを牽引する姿勢も目立ちます。
ぜひ阪神に入団してほしいですね。
【大学生】
④ 入江 大生(明治大学)
★追記 ㊗️横浜1位指名
投手 右投右打
予想順位:1位
大学生一推しは入江投手。最速153kmの威力あるストレートに、キレのあるスライダー、カーブ、カットボール、フォークを操る本格派右腕で、スタミナも十分です。
元々は作新学院のエースでしたが、今井が台頭すると2番手に。甲子園ではホームランを何本も放ち注目されましたね。明治大学に入ると投手として急成長。抑えを経て、今年は明大のエースになりました。先輩の森下、柳らに続いてほしいですね。
⑤ 山野 太一(東北福祉大学)
★追記 ㊗️ヤクルト2位指名
投手 左投左打
予想順位:2位
続いては地方枠。下級生時代から注目された最速150km左腕です。
先日登板した試合で150kmを計測した山野投手。元々最速は149kmでしたが、スローカーブ等で緩急をつけた投球もでき、地方レベルでは無双しています。少し伸び悩んだ感もありますが、素材としては十分。プロでも1年目から先発でやれそうな雰囲気を感じます。
⑥ 関 龍摩(関東学院大学)
外野手 右投右打
予想順位:4位
こちらも地方枠。大学通算104安打でリーグ新記録を叩き出したヒットメーカーです。
この手の選手にしては守備走塁が良く、チャンスに強い打撃ができることも高評価。地方リーグの外野手ではDeNAの蝦名選手が活躍しており、期待できそうですね。今年は右打者が貴重なので、もしかするともっと高い順位で指名されるかもしれません。
【社会人】
⑦ 小野 大夏(Honda)
投手 右投右打
予想順位:3位
社会人1人目は小野投手。昨年の日本選手権で全国デビューを果たした、最速150km右腕です。
高卒で社会人の強豪・Hondaに入社すると地道にトレーニングを重ね、ついに昨年の日本選手権にも登板。威力のあるストレートで相手打者を押し込む場面があり、中継ぎとして1~2年磨けばセットアッパーとして活躍できそうです。プロ評価も高いので、3位辺りの指名があると思ってます。
⑧ 栗林 良吏(トヨタ自動車)
★追記 ㊗️広島1位指名
投手 右投右打
予想順位:1位
2人目はトヨタの栗林投手。愛知黎明→名城大→トヨタと愛知一筋の、最速153km右腕です。
大学時代にもドラフト上位候補でしたが、藤浪世代、根尾世代と被ったほか、順位縛りもあり指名漏れ。その経験を経て、変化球、ストレート共に大きく進化を遂げ、堂々の1位候補に躍り出ました。
スライダーやカットボール、フォークは切れ味抜群。ストレートにも角度があり、社会人では敵なし状態。現地で何回か投球を見ていますが、圧巻という言葉が一番似合います。球威だけなら宮川(哲、現西武)の方が上でしたが、安定感やスタミナは優に宮川を超え、変化球のキレは引けを取りませんでした。プロでの活躍が待たれます。
⑨ 逢澤 崚介(トヨタ自動車)
外野手 左投左打
予想順位:5位
3人目は同じくトヨタの逢澤選手。1年目から試合に出続けアピールしている選手です。
筆者が最初に現地で見たのは昨年5月のJABA京都大会(栗林も同じ時期に見ました)。その際はリードオフマンとしてしっかり結果を残し、全国大会でも結果を出し続けています。
タイプとしては同じ社会人出身で左投左打の外野手、大島(洋平、現中日)タイプ。外野の薄い球団なら即戦力で出られそうですが、この手のタイプにしては少し足が控えめ。ただ長打力、チャンスでの打力は高く、将来的には3番や5番も打てるタイプです。西武にぜひ。
⑩ 福永 裕基(日本新薬)
内野手 右投右打
予想順位:4位
最後は日本新薬の福永選手。筆者は日本新薬のファンなんですが、正直ドラフト候補になるとは思ってなかったです…(筆者の推しは藤川、山上、船曳)
昨年は主にクリーンナップとして活躍。4番には昨年引退された中選手がいたこともありなかなか座る機会がなかったのですが、今年は4番としてチャンスでタイムリーを放つなど、きっちり仕事をしている印象です。二塁打等長打を打つ力もあり、中距離打者として期待できそうです。
守備走塁も優秀で、大学時代から盗塁には定評があります。守備では堅実な動きを見せ、二塁、三塁をこなすなど器用さも備えます。
今年のドラフト候補で右打ちの二遊間といえば牧(秀悟、中大)、平良(竜哉、九共大)ぐらいとかなり貴重な存在。プロでも活躍してほしいところです。
他にも推しは何人かいますがとりあえず今日はここまで。好評なら次回もあります。
それでは次の怪文書でお会いしましょう。